意見

あなたの人生が充実する魔法のアイテム【ヒント : 哲学書】

哲学書を読むと、人生が充実します。

 

ぼくは大学2年生のとき、朝おきてから3時間、ずっと本を読んでいました。

カントの『道徳形而上学の基礎づけ』ってやつです。


哲学書は概念が難しいので、とても集中しなければ理解できません。

グワッと頭をフル回転させて、「何いってんだ?」と理解をしようとする。

それはもう、運動場を全力で走る感じでしょうか。

とにかく、スーッとよめるようなものではない。

山道を一歩一歩、力強くふみだしていかなければ、前にすすめない。

哲学書もそんな感じで、力強く頭をつかって読まなければ、
なにを言っているのかわからない。

ですが、そうして力強く歩んでいるときの時間の充実さや達成感は、
ハンパなく心地いいものです。

そりゃあ、太陽の下、一面ひろがる草原でねころんで日向ぼっこする心地よさとは
程度が違いますが。

精神エネルギーを多大につかうことによる、自分の能力の複雑化、
といったところに、とてもおもしろさを感じます。

あとからふりかえって、とても充実した時間をすごしたな、
とおもえることができます。

これが、人生充実の秘訣です。

ラクな道を行こうとすると、人生はむなしいものになり、
「なんのために生きているのかわからない」とおもうことになってしまいます。

ですが、自分の能力よりもレベルが高いことに挑戦しようと
グワッと頭や身体といった自分の人生―生―をつかうとき、
時間は充実したものになり、あとから達成感となって幸福感を得ることができます。

挑戦といっても、なにもロッククライミングのように生きるか死ぬかでなくても。
ぼくのように、哲学書といった難解な書物をよむのでもいいのです。

なお、チクセントミハイは、集中することによる人生の充実感を「フロー」と言っています。
この「フロー」については別記事に書いています。

「フロー」という概念を知っておけば、死ぬまで人生が充実します。

 

ちなみに、哲学書をよむなら光文社古典新訳文庫がおすすめです。

これ、はじめて哲学書を読む人にとって、本文がとってもやさしく翻訳されており、
さらに解説が充実していますので、大学などで哲学を本格的に学んでいなくても
とっつきやすくできています。

主婦でも、学生でも、サラリーマンでも。
どなたにでも読めるやさしさになっています。

もちろん、ぼくにでも!

ぼくは、哲学科は出ていません。
ですが、光文社古典新訳文庫はとても読みやすいし解説が充実しているので、
「まったくわけがわからない」という迷子にならずに読むことができます。

 

哲学書初心者には、光文社古典新訳文庫をダントツでおすすめします。

特に、中山元さんが訳したやつは、本文よりも解説が多いような気がします。
もはや、メインの哲学書を買うよりかは、中山元さんの解説を買っている感じです(笑)。

とっても解説がわかりやすいです。

ぼくが大学2年の夏に読んでいたカントの『道徳形而上学の基礎づけ』は、
中山元さんが訳していました。

「とりあえず哲学書が読みたい」のであれば、
中山元さんが訳したカントの『道徳形而上学の基礎づけ』を読めば間違いないかと。


これを読んで「哲学書と格闘するっておもしろい!」とおもえれば、
最高の人生になります。

この世の中にはいろんな哲学の解説書や入門書がありますし、
哲学書の翻訳もたくさんありますので、死ぬまで人生が充実します。

 

以上、「哲学書を読むと人生が充実するよ」でした!



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【P.S.】

ところでぼくは、高校生のときまで常に自信がなく、誰かにしたがわないと生きていけませんでした。

ただ、誰かの命令に従うことは苦痛でした。 ストレスでしょっちゅう口内炎ができてた。

こんな人生やだ。
じぶんの力で生きたい。
独力で生きる自信がほしい。

大学生になって本を読みまくってマインドを育てまくった。 さらに、じっさいに行動もした。 だれかに頼らず。

その結果、「自分の力でなんとでも生きていける」という自信を持ちはじめ、

・ストレスフリー
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