前回のブログでは、文章の読み方について話しました。

これは、理論的な話です。
今回は、実践編です。
小見出しに注目
まず、大切なのが筆者の主張です。
で、一節に対して、その節の筆者の主張の骨となるのが小見出しです。
小見出しには、その節で筆者が言いたいことがギュッと濃縮されています。よって、まずはこの小見出しを頭に入れたうえでその節で筆者が言おうとしていることをとらえることが大切です。
ところであなたは、中学の国語のテストの点数や高校の現代文のテストの点数は良かったですか?
ぼくは良くなかったです(笑)
本当に良くなくて、高校受験の入試直前まで足を引っ張っていました。
国語の問題を重点的に解いていたにもかかわらず、です。
このままだとマズい!
ということで、入試直前の1ヶ月くらいで、国語のためだけに個別指導の塾に通わされました。
そしたら、入試のときに、自己最高点をたたき出すことに成功しました。
また、浪人して、高校受験のときの個別指導塾で教えられた国語の入試対策と同じことをしたら、現代文の偏差値が65くらいに上がったんですね。
よっしゃ〜〜!!
なんて心の中で喜んでおりました。
じゃあ、どんなことしたのかと言うと、本文の要約をしたのですね。
その要約したものが、小見出しに当たるわけです。
以下、出口汪『論理思考力をきたえる「読む技術」』から引用します。
入試問題では、「次の選択肢から表題を選べ」といった問題がよく出題 される。大抵この小見出し段落全体か、その中心部分が取り上げられている。 筆者がもっとも言いたいことが趣旨 (要旨)で、それを語句の形にしたものが題
(表題・主題)なのだが、実はこの小見出しが答となることが多い(中略)
つまり、小見出し段落においては、筆者が一番言いたいことはそのまま小見出し となって示されていることが一般的だということだ。
なので、ぼくがやった「本文の要約」は、本文の言葉を小見出しに近づけることに値し、筆者の主張をとらえるうえでとても大切なことだったんですね。
え?小見出しの内容おぼえられない!
ぼくもそうです。
ぼくの場合、まずは小見出しは見ますが、節を読んでいて「筆者の言いたいことはなんだっけ?」とわすれたらまた小見出しを見ることにしています。
筆者の主張と、それの構造を追う
筆者の主張(読み手への説得)というのは具体的ではなく、抽象的であり、さらには論証責任(理由の説明)がともないます。
たとえば、「私はミカンが好きである」というのは具体的であり、さらには論証責任なんてありませんので、筆者の説明ではありません。
もしあなたが読んでいる文で「ミカンが好きだ!」なんて文があったら「へー、あっそ」と読み流しましょう。
しかし、「ミカンは体に良い」という文は抽象的で、さらには読み手に「なぜミカンは体に良いのか」説明する必要がありますので(だって、なんでミカンが体に良いのか、分からないじゃないですか)、これは筆者の主張になりえます。
いや、「ミカンが好き」というのもどこか抽象的だし、私はミカンが好きであることの論証が聞きたい!!
という反論があるかもです。
これについては、
具体的→その文に対して自分に関わりがない。
抽象的→その文に対して自分に関わりがある。
と思っていただければ問題ないです。
ミカンが好きだ→自分ではなく、筆者に関わること→具体的
ミカンは体に良い→体があるというのは人類普遍であり、あなたも体があるので関わっている→抽象的
という感じです。
いや、ちょっとまってくれ!わしゃあコミケが好きだ!だから、「私はコミケが好きである」というのは筆者の主張になるぞ!
これについては、コミケが好きというのは主観的であり、普遍性がないという点で具体的である。したがって、主張にはならない。
と言っておきます。
さて、一つの小見出し(節)につき、筆者の主張は原則一つです。よって、一つの小見出しを読む中で、このように考えます。
筆者の主張をつかめれば良いですので、
A(一般)を読んだら→A’(具体)を、Aを頭に入れたうえで読み流す
A’(具体)を読んだら→Aを見つけるまで読み流す
という方針で読むと、ムダにエネルギーを使わずにすみます。
また、主張が2つ出てきた時は、その2つには因果関係で結ばれることに注目します。
冒頭で紹介した以前のブログ

に書いたように、文の間の因果関係をしめす接続詞(だから、したがって、それゆえ、…)に注目すると、因果関係がわかります。
論理的に読むために、助詞・助動詞と接続詞に注目
助詞・助動詞は、1文における言葉どうしのつながりや、言葉や1文における主張の度合いや意味をあらわす役目を果たしています。
名詞や動詞・形容詞などのそれだけで意味が分かる単語以外の言葉ですから、助詞と助動詞がないと論理的に単語がつながらないのです。
よって、助詞・助動詞に注目することで、論理的に読めます。
また、以前の記事にも書いたように、接続詞によって、文と文とが結ばれますので、接続詞に注目することで論理的に読むことができます。
まとめ
- 小見出しはその節の主張がひと言で表されている
- 筆者の主張は抽象的。具体的と抽象的な表現を意識して読み進めよう
- ”つなぎ”言葉である助詞や助動詞・接続詞に注目する。
参考文献
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ただ、誰かの命令に従うことは苦痛でした。 ストレスでしょっちゅう口内炎ができてた。
こんな人生やだ。 じぶんの力で生きたい。 独力で生きる自信がほしい。
大学生になって本を読みまくってマインドを育てまくった。 さらに、じっさいに行動もした。 だれかに頼らず。
その結果、「自分の力でなんとでも生きていける」という自信を持ちはじめ、 ・ストレスフリー ・人生無敵 な感覚を手にすることができました。
もちろん、これからも誰にも自分の人生を邪魔させないよう、圧倒的な独立心を高めていきます。
- どのようなマインドが人生において苦痛になるのか。
- 逆に、どのようにして自由になることができるのか
- どのようにすれば幸せな人生になるのか?