NAIST受験記【1万5千字超え】

意見

この度、NAIST情報科学区分に合格しましたので、いろんな方と同様に、受験記(私が合格するまでに何をしてきたのか)を書きます。

また、受験の際にもちいた小論文や面接対策用の原稿を載せてあります。

→諸事情により、11月までお待ち下さい。もしどうしてもほしければ、一番下にあるメールアドレスか『お問い合わせ』よりお申し付けください。

そして数学の問題をじっさいの面接の載せてあります。

すこしでもあなたにとって有益な情報となれば幸いです。

いちばん大切なものは【熱意】と【オープンキャンパスで出会った関係者のメールアドレス】である

まず、どのようにして合格したのかの方法論を語る前に、私がなぜ合格したのかの本質を語ります。答えとしては見出しの通りで、熱意と、関係者(院生だったり教員だったり)との仲です。

熱意があるとどうなるか。行動が引き起こされます。具体的には、院生や教員にオープンキャンパス後にメールで気になることを聞いたり、オープンキャンパスに行ったりすることになります。すると、有益な情報が集まります。さらに、熱意があることで必死で論文を読み、小論文を書くことになりますので、合格する可能性が圧倒的に高くなります。

ところで、どうやって熱意を高めるのかというと「現時点でのワクワクを見つける」ことと「未来を想う」ことが重要だと考えます。

なぜそう考えたのかについては、ぼくがなぜNAISTに入ろうと思ったのかの経緯を詳しく述べる必要があると思ったので、以下の記事に書きました。

熱意とは、今現在と未来に対するワクワクである

次に、「関係者との仲」について。これは、オープンキャンパスなどで研究内容を話したり雑談したりして、ある程度は親睦を深めておきましょう、ということです。というのも、院生の人と顔見知りになっておけば、院生の人に添削のお願いをためらいなくメールでできるようになるからです。この添削は、合否を左右すると言ってもいいんじゃないかというくらい重要ですので、添削してもらえる先輩をオープンキャンパスなどでゲットしておきましょう。

また、教員と顔見知りになることで、小論文のネタや、どんな研究ができるのかの情報を聞きだしやすくなります。ぼくの場合、志望研究室の教員に「どんな論文読んだらいいですか?」と聞いて論文を聞き出していました(といっても、そんなストレートに聞いてなく、「こういう研究に興味あるんですけど、なにか論文おしえてもらえますか?」というように聞いていました。)。そうして得た論文を小論文で書くタネにしました。

 

小論文をなにをもとに書くかは人によりますが、なによりもNAISTの院生の方に添削してもらうというのがとても重要だと感じました。(2.1.1節でどう重要なのかを書きます)院生によって添削してもらうことで小論文がとても良くなります。そして、院生に添削してもらうには連絡手段が必要です。よって、NAISTの院生のメールアドレス(べつにLINEでも何でも良い)をオープンキャンパスなどでゲットしておくことで小論文の質が変わり、合格へと一気に飛躍します。なお、これも2.1.1節で言うのですが、できれば博士後期課程の院生の連絡先をもらっておきましょう。

 

小論文&面接・英語・数学の対策について

配点は公式ページに書いてあるように、

2020年春学期以降入学については、配点は書類審査50点、英語30点、数学30点、面接90点 (小論文を含む) となっており、200点満点の合計点で評価されます。

とのこと。書類審査というのは学部の成績のことなので、あなたがこのことに気づいたのが私のように4年生に入る前の春休みとかなら、しょうがなく諦めましょう。(なお、このことはオープンキャンパスのときに言われて、思わず「あ~、成績もっと上げておけばよかった!」と志望研究室の教員の前で叫んでしまった。。。)
逆に、2年生や3年生の4月や5月に気がつければチャンス!!成績を重視して大学生活を送りましょう。
ところで、学部の成績をどのように考慮されているのかは不明。参考までに、私のGPAは3.2 / 5.0でした。

さて、そんな私のように、いまさら学部での成績をどうすることもできないっっっ…!!となったらどうするか。当たり前ですが、変えられるところに目を向けて変えるしかありません。過去は変えられないので。1)「いや、学部の授業を受け直して過去を変える!」という反論は無理です。4年生に入る直前に気づいても、成績は3年生までに受けた内容で決まってしまっています。3年生までの成績が、4年生で受けるNAIST第1回目のテストに反映されます。よって、4年生に入る直前で気づいても、どうしようもできないのです。(第2回目はどうなんだろ。。。まあ、学部の成績気にするくらいなら小論文をがんばりましょう。)(これが、過去をクヨクヨと後悔するなと言われる理由。)

ということで、小論文・数学・英語を配点が高いものを順に取り組んでいきましょう。

小論文&面接

これに多大な時間をかけましょう。特に小論文です。「小論文を制するものは受験を制する」と言ってもいいですが、面接でポシャるといくら小論文がよくても不合格になります。

よって、入試としては、小論文と面接はセットで考えたほうが良いです。ただ、受験”勉強”としては、まず小論文を仕上げ、つぎに面接で何を聞かれてもいいくらいに対策しましょう。

以下、具体的に見ていきます。

 

小論文をいかにつくるか

まず、「小論文ってどうすればいいの?」というおはなし。

2020年度入試の募集要項を見ると、「これまでの修学内容(卒業研究等)について」と「本学において取り組みたい研究分野・課題について」、となっています。私がオープンキャンパスで、情報科学区分を総括している”おえらいさん”の話を聞いたところによると、少なくとも”おえらいさん”からすれば「本学において取り組みたい研究分野・課題について」を重視しているように思えました。以下に、私がその”おえらいさん”とのやりとりを載せておいます。

 

私.「なぜ今まで(注;2018年度入試までは)『本学において取り組みたい研究分野・課題について』についてしか小論文で書かせなかったのに、昨年度から『これまでの修学内容について』書かせるようになったんですか?」

おえらいさん.「う~ん、ぼくも本当は修学内容はいらないって言ったんだけどね、受験区分の垣根をなくすにあたって物質とバイオに合わせないといけなくなって2)2019年度入試から区分ごとの入試ではなく、NAIST全体として入試をやることになった。ただ、情報区分は情報区分として募集している。まあ、あまり詳しくは知らないし、ハッキリ言って受験者からしてみれば何も変わってない 、それで修学内容を書かせることになったんだ」「だけど、とにかく、研究計画書を書いてくれ」「やりたい研究の話題につながるようにこれまでの修学内容を書けばいい」

ここで言う研究計画書とは、つまり「本学において取り組みたい研究分野・課題について」のことです。オープンキャンパスでのおえらいさんとのやりとりから、小論文はとくに「本学において取り組みたい研究分野・課題について」が重要だと感じましたので、そちらの方から対策をし始めました。

「研究計画書とは???」というそこのあなた!まずはオープンキャンパスなどで過去問を手に入れて、「どのように書けばいいのか」を研究しましょう。ちなみに、私の場合、オープンキャンパスのときに手に入れたメールアドレスで、あとで院生の方に「過去問ほしいです」と言ったらもらえました。また、「NAIST 受験」と調べればいろんな人が小論文を載せていましたので、それをかき集めていました。

さて、小論文の内容です。「本学において取り組みたい研究分野・課題について」は、実態としては研究計画書であるので、その体裁で書かなければいけません(といいつつ、たまに自由気ままな体裁で合格している小論文を見かけますが)私の場合は、

はじめに→背景・目的→方法→意義→おわりに

としました。

過去の合格者と同様に、私も受験の際に利用した小論文を載せておきます。

→諸事情により、11月に載せます。

 

「どういう体裁で書けばいいのかわからない!」となるのであれば、複数人の過去の合格者の小論文の体裁を真似するといいです(私がじっさいにそうした)。なぜ複数人の人を真似るかというと、たった一人の人を真似るのは難しいからです。個々の方の体裁は、その人の小論文の内容や考え方・性格に合うようにつくられた小論文ですので、あなたが書きたい小論文がたった一人の小論文の体裁とまったく同じにしようとすると、間違いなく書きづらくなってしまうのです。

私はいかにして小論文を書いていったのか

ここでは私の小論文を書いていった軌跡を書いてみます。この軌跡は千差万別ですので、あくまでも参考に。また、軌跡は小論文の対策にフォーカスしています。数学と英語についてはまた後で述べます。

2018年3月中旬 志望研究室に訪問する(ボスには会えなかった)→直感的に「ここを志望しよう!」と思い至る→そのときにNAISTのオープンキャンパスに行くことを勧められる
2018年5月下旬 オープンキャンパスに行く→志望研究室のボスに初めて出会う。院生のメアドをゲット!
2018年6~7月 志望研究室のボスに「なにやっておくといいですか?」と聞いて、NAIST入学して研究室配属されたときに読ませていると言っていた資料を読む→後に小論文のネタの一部にした
2018年10月~12月 「どういうふうに小論文書こう」と思い、ちょこちょこ論文を集める→わけわからなすぎて途方に暮れる・・・。
2018年12~2019年2月 学生実験で憂鬱になり、もはや小論文を書くのは春休みでいいや~ってなる
2019年2月下旬 オープンキャンパスに行く→小論文に関する情報をゲットする
2019年2月~3月 ひとまず小論文を完成させる→院生に見せてフルボッコされる→0から作り直す
2019年4月~6月12日 ひたすらに小論文をつくろうと格闘する日々。「なにがなんでも受かってやる!!」という勢い。

小論文の添削は2019年6月入る直前くらいからしてもらいました。

以下に詳しく小論文をどのように書いていったのか箇条書きします。

 

・志望研究室のホームページに書いてある論文を読んだ
・GoogleScolarを用いていた。
・ツイッターで、自分のやりたい分野のツイートをしている人をフォローして情報を集めていた
☆元ネタの論文は志望研究室の教員に「どんな論文ありますか?」のように聞いていた。
・書いていくうちに、自分で探した論文を引用して文章をつないでいった。
・志望研究室でやっていることで、興味あるキーワードをグーグルスカラーに入れて探し、論文みて、
①興味あるキーワードをもとにさらに探す
②引用元をたどって、それに関する最近の論文を見る
☆自分が所属している研究室の教員と、NAISTの院生の人に添削してもらった

 

補足として、まず1つ目の「☆」マークについて。

研究計画書を書くときに、つまりNAISTでやりたい研究を書くときに、卒研とテーマがかぶっていたり卒研のテーマを応用すればいいものであればラクなんでしょうけど、私のように「NAISTは学部でやっていることとまったく違いまっせ。こまった♡」というそこのあなた!!もう、オープンキャンパスとか研究室訪問、はたまたサマーセミナーなどを使って志望研究室の教員に論文や研究テーマなど教えをこいましょう!もちろん、志望研究室のホームページに載ってある論文をもとに論文を探して小論文を書くのでもいいです。(じっさいに合格した先輩から「どうやって小論文書いたんですか?」と聞いたら研究室のホームページの載ってある論文からはじめた、と答えてくれた)

 

つぎに、2つ目の「☆」マークについて。
私は、同じ研究室の教員一人と、NAISTの希望研究室にいる博士後期課程(博士)の院生の方一人に添削してもらいました。

欲を言うならば、博士前期課程(修士)の方よりも博士の方に添削していただいたほうが良いです。というのも、今現在博士の方ならば、学振のための書類を一度は書いているはずだからです。この、学振の書類というのが、まさに研究計画書を書くようなものでして、修士の方よりは研究計画書を書くことに慣れているはずです。また、今現在博士であれば、修論も過去に書いたはずなので、やはり修士の方よりは研究に関しての文章は分かっているはずです。だから、修士の方よりかは博士の方のほうが的確に指摘してくれると私は思います。ちなみに、私が添削してもらった院生の方は学振とっている方でした。そのように書類で実績出している方に添削してもらえると、心強いです。

もちろん、さきほど言ったように、博士の方に添削してもらうのがベターですが、すべての人が博士の方に添削をお願いできるとは私は思っていません。運や相手の都合というものがあるからです。
よって、博士の方にお願いできなければ、せめて希望研究室の修士の方に添削のおねがいができるようにすれば良いです。なぜNAISTの希望研究室にいる学生に添削してもらうことをこだわるのかということを説明します。あなたが書く小論文は、あなたの希望する研究室に関することを書いているはずだから、研究テーマをある程度理解してくれている人(ここではNAISTの院生の方)に頼むほうがボロをみつけてもらえやすいからです。

ここで、「ぼくはチキンです!オープンキャンパスに行っても、連絡先がほしいと声をかけることができませんでした!」というそこのあなた!

コラ、コラコラコラ。

勇気ふりしぼってアタックしなさいよ!

と言いたいですが、こればかりは仕方がない。性格の問題もあるでしょうし。

サマーセミナーやスプリングセミナーといった、院生や教員と密に過ごすことができる企画に参加すれば、「連絡先がほしい!」と声をかけやすくなるでしょう。

そういった企画にさえ参加できなければ、頼む相手は、そう、自分の所属している院生(修士でも博士でも)に添削してもらいましょう!なんなら、自分の同期でもいいです。なんなら、後輩でもいい。

ぼくの所属している研究室の修士2年の方は、学振をとるための提出書類を後輩に全員に見せて有益な情報をもらっていました。ということは、どんな人に見せても少なからずの有益な情報は得られるみたいです。

 

そして、教員に添削してもらうこともオススメします。なぜか。NAISTの試験官は、NAISTの事務の人ではなく、教員だからです。よって、自分の大学の教員は、すくなからず面接官の立場として気持ちがわかっているはずです。なので、採点者の立場になって小論文を添削してもらえます。的確なアドバイスがもらえることが期待できます。

 

面接をいかに対策するか

面接なんて何を聞かれるか分からないって?そうです。けど、せめて小論文に載っていることは突っ込まれても良いように、引用した論文は自分の用いるMethodの範囲で問題ないので理解しておきましょう。

募集要項には

提出された小論文に関して、3 分以内でプレゼンテーションをしていただきます

と書いており、そして

小論文及び出身専攻分野を考慮した情報科学関連の質問

と募集要項にかいていましたので、それぞれ原稿をつくりました。

その原稿がこちらです。

→諸事情により、11月に載せます。

 

なお、あとで言いますが、さきに3分のプレゼンテーションがあり、つぎに質疑応答です。

3分以内のプレゼンテーションについては、単に小論文の内容を3分いないで言えるように要約しました。なお、3分以内と言うものの、厳密に3分で言わなければいけない感じではなかったです。2分30秒から3分30秒くらいで言えれば問題ないです。

小論文及び出身専攻分野を考慮した情報科学関連の質問については先ほども言ったように、引用した論文の自分が引用した箇所を重点的に理解しました。また、方法も突っ込まれてもいいように説明できるようにしておきました。ただ、あとで言いますが、なにも深く突っ込まれることなく終わり、「え、面接って、こんなんでいいの・・・?」と肩すかしをくらいました。

ちなみに、面接の対策をきちんとしておくと、自信がつきます。もはや無敵感になれます。なにを聞かれても良いように対策しておくと、面接で緊張せずに済みます。(ぼくは緊張すると思いきや、緊張しなさすぎて素の自分で面接してしまい、調子に乗ったせいでやや怒られた。)

英語

英語はTOEICを提出しました。小論文を重点的に対策していたし、もはや配点が低いし数学でカバーできるっしょという感じでいたので、それほど悲観していなかった。とはいえ、オープンキャンパスのときに聞いたら、TOEICの平均が670点。私は1年生のときに受けた465点。さすがに見劣りするな、と思い、4月入ったくらいからスタディサプリイングリッシュを課金してやっていました。すると、5月末のテストで580点まで上げることができました。(それでも見劣りするじゃん、とか言わないの!あたしゃこれで満足したんだもん。)

具体的には、夕食後にたったの10分間、多くて20分間コツコツ1ヶ月半学習していました。学習方法はスタディサプリイングリッシュを課金すれば動画で説明してくれるので、そのとおりにやるだけです。月額2,980円と、安くはないですが、小論文に多大な時間を使うなかでまとまった時間を英語(TOEIC対策)に使うことは難しいので、ぼくみたいにTOEICの点数が見劣りするならば課金して点数を上げておきましょう。なお、400点台でも受かっている人を他のブログ記事で見かけましたので、ぶっちゃけ400点台のまま突っ込んでもよかったですが。

スタディサプリイングリッシュでは、単語帳のように単語だけ学べるコースがあったり、TOEICに必要な基本的な文法を学べたり、さらにはTOEICの本番と同じ形式の問題を解いて解説講義を聞けたりと、もはやスタディサプリイングリッシュ以外にTOEICの教材はなにもいらないとおもっています。

「TOEICどんな教材使えば良いのかわからない」とおもってネットで検索して何時間も費やすよりかはスタディサプリイングリッシュを申し込んですぐにTOEIC対策始めるほうが点は上がります。たかだか配点が30点の英語の勉強方法にグダグダ迷っていては、配点が90点と圧倒的に高い小論文に費やす時間がなくなってしまいます。

英語の勉強方法をまよっているそこのあなた!スタディサプリイングリッシュ申し込みましょ!

 

 

補足:Duolingoについて

結論から言うと、スピーキングに自信がない人が絶対にやってはいけないテストです。

このDuolingo、インターネットを通じてできるテストなんですよ。おためしで受験できるということが書いてありましたので受験してみると、なんとTOEIC換算で625点ではありませんか!

ということで、Duolingo受けてNAISTの英語を乗り切ろうと思ったのですが、甘かったです。何回受けても採点してもらえず…。ワケを運営に問い合わせると、「キミは最後のスピーキングテストで採点できるくらいにしゃべれてないからだめ!!」と言われてしまい、何度も頑張ったのですがムリでした…。

さらに原因はありまして、なんか受験した周りの環境がうるさかったので、やりなおしを求められました。「受験中に他人がそばで教えていたんじゃないの?」という疑いの防止なため、周りは静かな環境でなければいけないのです。

このテスト、自分が受験したことを示すためにパスポートが必要で、このDuolingoを受験するためだけに1万円払ってパスポートを市役所に足を運んで作ったのですが、ムダになってしまいました…。もうね、まともにTOEIC対策しとけばよかったですよ。Duolingoテストの受験料は5000円でしたので、総額1.5万円をムダにした!!!

これを読んでいるあなたは、「Duolingoかんたんそ~♡これでNAISTの英語はいただいた!!」なんて甘い考えを持たずに、TOEIC対策しましょう、TOEIC対策。あ、スピーキングに自信ある人はオススメです!!

 

数学

もっともやる気がしなかった。理系の高校数学やってて、さらに大学1年生で線形代数と微積分やったなら、間違いなく勉強の優先順位は低くていい。ぼくが本腰入れ始めたのは2週間前です。(その前にもちょこちょこやってはいた)数学するくらいなら小論文および面接でしっかり応答できるように多大な時間を割いてください。

ぼくは線形代数が不安だったから、色んな人がブログで推していたマセマやってました。微積分は今年から導入された指定教科書に載ってる練習問題やってました。

なお、僕にとっては線形代数の指定教科書の説明が超絶に分かりにくかったので、範囲を確認したぐらいにしか使ってませんそこに載ってる練習問題解いてないし、書いてある内容も理解しようとしませんでした。(というか、内容が分かりにくかった。だからこそ、マセマ。)

 

当日の試験についての流れと、出された問題と聞かれたことについて

詳細に書きます。
ざっくりした流れは公式にも書いてありますので、こちらも参考にしてください。
なお、後に書きますが、ぼくはこれをちゃんと見なかったため、本番中にやや戸惑うことになりました。

まず、私は東京受験でしたので、本拠地(奈良)での受験と若干違うかもしれません。予めご了承ください。(といっても、同じにしなきゃ試験として不公平であるため、そこまで違いがあるとは思えませんが)

前日は品川駅前のビジネスホテルで一泊しました。東京受験ではAP品川(ビル名ではない!場所は京急第2ビル)という貸し会議室を数部屋貸し切って行われます。ということで、品川駅周辺で泊まりました。

無理して安く泊まろうとして品川駅周辺ではなく、一駅か二駅先の違うところに泊まってしまうのはやめましょう。通勤ラッシュによる疲労がたまり、さらには電車の遅延などによる不安がありますので。少し高くても品川駅周辺で泊まることを強く勧めます。

「歩けばいい」という反論もあるでしょうが、不慣れな場所だと迷子になる危険性があり、さらには歩くことによる疲労で面接でキチンと受けごたえできなくなる恐れがあります。ということで、品川駅周辺で泊まりましょう。

 

さて、試験は9:00から19:00の間で3ブロックに分かれており、私は第1ブロックで、集合時間が9:00でした。ちなみに、第2ブロックだと集合時間は13:00、第3ブロックだと16:00だった気がします。(第3ブロックの時間はうろ覚え)なんとか午後受験になるように祈りましょう笑。朝早かったので、ハッキリ言ってよく眠れませんでした。

受付で受験票を確認したら資料を渡されるので、控室に入って読んでおきます。あと、赤いリボンを渡されるので、それをつけておきます。

なお、資料には注意事項が書かれています。気をつけなければいけないのが、スマホの電源は切らなければいけないということです。あと、アンケート用紙も渡されますので、待ち時間に記入します。そして、そのアンケート用紙は第2ステージの面接室で面接官に渡します。

アンケート内容は

  • 専願か併願か
  • 併願なら、NAISTは第何希望?
  • NAIST説明会はどれ行った?あてはまるやつ全部選んで

などなど。大したことは聞かれません。

控室では、私は1時間20分くらい待たされました。ということで、当日スマホしか持ってきていないと、最悪1時間半が暇になります。ツイ廃の人は、控室に入る前に、気が済むまでTwitterしましょう。(私はツイ廃ではない。証拠に、フォロワーもたったの5人である!!)

さて、私が控室でしていたことは

・頭の中で3分間スピーチの練習
・質疑応答の原稿と、小論文の見返し

です。
周りの人はなぜだかマセマなどの数学をやっている人が多かったです。私は数学のやる気がほぼゼロでしたので、1ミリ秒だけマセマ開いて閉じました。(おいっ)

あ、そうそう、服装は圧倒的にスーツでした。しかも皆さん、ご丁寧にネクタイまで締めておりました。え、私ですか?いつもどおりにジーパンに無地のスェットです。「スーツ着てなくて落とされるなら、それは私がNAISTに呼ばれていないということだ、スーツ着なければ受からないなら、落とされてもいい。」とおもって受験に臨みましたので。私はいつだって私服でいたい人間なのである!(さすがに社会に適合できなくなっちゃうので、どこかでスーツ人間として自立しなきゃ。)

参考までに、公式の見解

面接の際、スーツ・ネクタイ着用でないといけませんか?
そのような必要はありません。リラックスできる格好で受験してください。

とあります。
まあ、ノーネクタイのスーツで行けば無難です。(私は普段着でしたので、とってもリラックスできました)

さて、1時間以上経って私が呼ばれたときには、もう控室には一人しか残っていませんでした。

2人ずつ呼ばれて試験は進行していきます。

私ともう一人が呼ばれて、荷物と共に試験官のあとに続いて廊下を出ました。

そして2人とも同じ、数学の試験を解く部屋へと移動します。

部屋へと入っていきます。

長机が2つ、とても距離をおいて並べられており、長机の左端には白紙の束と鉛筆3,4本が置かれていました。
どちらに座ってもいいことになっています。私は奥の机に座りました。

受験者両者とも座ったら、試験官から問題用紙の入ったクリアファイルが長机の右端におかれます。まだ見てはいけません。(ぼくは早とちりしてクリアファイルをガッとたぐりよせて問題を解こうとしてしまいました…。「まだ見てはいけません」と試験官に注意され、同時に再び問題用紙を長机の端に置かれてしまいました。)

で、2人そろって着席し、問題用紙の入ったクリアファイルがセッティングされたところでスタートです!

数学は[解析]と[線形代数]の問題がそれぞれ裏表に印刷されており、片面に2問載っています。問題は以下のとおりです。(うろ覚え。だけど、大筋は外してない)

 

[解析1]
y=x^(3/2)かつ範囲0≦x≦2の曲線の長さを求めよ

[解析2]
覚えてないです。(文章が明らかに問1より長かったし、けっこう考えないといけなそうだったので、チラ見して飛ばしました)


[代数1]
x+y+z=0かつv=(x,y,z), w=(z,x,y)のとき、内積はどうなのか求めよ。
また、この条件のとき、どんな内積も-1/2になることを示せ。

[代数2]
覚えてないです。でも、楕円に関する問題であったことは確かです。(文章が明らかに問1より長かったし、さっぱりピーマンワケワカメだっとのでチラ見して飛ばしました。)

 

え~、どうすりゃいいんだ?全体を見てとく問題を決めたけど、どれからどうやってとけばいいんだ~!?(本番中はとにかく焦る)とりあえず、パッと分かる[解析1]から解くぜ!

(解析1を解く)

とここで、気づいてしまいました。

え、計算用紙に問題解いてるけど、この紙って面接室に持っていっていいんだっけ??

まあ、仮に持っていけなかったとしても覚えているだろうからいいだろう…。

なお、先ほど私が載せた公式ページを見ると、ちゃんと

問題閲覧室から持ち出しできません。

と書いてあります。先に10分のあいだ紙に書いて解けるとだけ知って、計算用紙そのもののことはまったく知らずにいました。

さて、代数1は前半は解いて後半は方針つかんで時間切れになりました。

10分しかないとけっこう焦ってしまいますが、焦ると逆に時間がなくなることを感じました。不安であれば、10分測って過去問を解くといいでしょう。

あ、過去問は普通に「NAIST 数学 過去問」とかで検索すると出てきます。

それでも見つけられなければ私がかき集めた(といってもネットから拾っただけ)の過去問を提供しますので、お気軽にお申し付けください。

 

10分時間が経つと、計算用紙は回収されて、廊下に出ます。

つぎの部屋では、いよいよ面接室で先ほど解いた数学の問題をホワイトボードに書いて説明するということをやります。

数学の面接室のドアの横には長机があり、ここに荷物を置くことになっています。

前の人が数学の面接を終えて15秒くらい経ったら廊下で受験者の指揮をとっている人に「それではノックしてお入りください」と言われるので、ノックしてお入りします。

部屋に入ります。

部屋には長机と先ほどと全く同じ問題用紙、そして計算用紙と鉛筆と消しゴムが用意されていました。あ、もちろんホワイトボードも。

人に書きながら説明することになれているなら、とくに数学の面接を練習する必要はないです。私は大学のゼミで人に説明することはなれていましたので、問題なかったです。

なお、ホワイトボードには黒以外にも青色とか赤色があり、適宜使い分けても良いことになっています(じっさいに面接官に「黒じゃない色つかっていいですか?」と聞いて「良いよ」と言われたので)

使い分けると説明がしやすくなります。ですがそれは前もって考えておく必要はなく、ホワイトボードに書きながら「説明しづらくなってきたな」と感じたら色を変えるということで問題ないです。

さて、時間が切れると無理やり終わらせるのではなく「もう時間なのでそろそろおわってください」と言われます。私は代数の後半を説明せずに終わるところだったので、あわてて要点を説明して終わりました。

で、次。

部屋を出る。

そして、荷物を第2ステージの面接室のドアの横にある長机に移動させます。

廊下で受験者の指揮をとっている人にまた「それではノックしてお入りください」と言われるので、ノックして「はい」と応答がしたので入ります。

ちなみに、ここまでそんなに緊張していませんでした。いや~、やはり私服最強ですよ。なれないスーツ着て下手に緊張するよりも、いつものリラックスする私服のほうがパフォーマンス出ますね、すくなくとも私にとっては。(こんなんじゃ社会にでられなくなるので、スーツが普通といえるようにがんばります!)

さて、部屋に入ると「受験番号おしえてください」と言われるので、手にもってある受験票に書いてある受験番号を読みます。

ちなみに、面接官のひとりは志望研究室の教員です。これは、どの研究室を志望しても、です。残る2人は違う研究室の教員だとおもいます。「おもいます」と書いたのは、NAISTの職員の可能性があるからです。とにかく、自分にとっては知らない人でした。

中央に長机と(なぞに)えんぴつと紙が置いてあります。ここに座ります。

座ると、専願か併願かの確認をとられます。「専願でよろしいですね?」と聞かれましたので、「はい、そうです」と答えました。

「では、小論文の内容を発表してください」と言われるので、練習したように話しました。

で、発表を終えると、つぎに質疑応答に移ります。

聞かれた内容と答えた内容を列挙していきます。なお、完全にピッタリ覚えているわけでは無いのでご了承ください。でも、内容は覚えているので、それを書きます。

 

(聞かれた内容→答えた内容)
・Q. ◯◯使ってデータ取得したことある?→A. ないです。あ、若手の会の合宿で、とある方がもってきてくださった◯◯データ使いました→Q. でも、◯◯をもちいてデータ取得して解析したことないでしょ?→A. はい、ないです。

・プログラミング言語なに学んだ?→Fortran学びました。あと、独学でRubyをすこし。

・プログラミングの授業ではどんなこと学んだ?→えーっと、じつは演習(計算物理学演習)のほうはほとんどコピペでしたので、本格的にプログラミングして学んだわけではないんですよね。あ、講義(計算物理学)のほうでは課題出されたこともあってちゃんと学びました。講義では、ルンゲクッタ法や(ここで、質問した面接官が「あ!」と言ってメモをとっていました。まさに、この答えを求めていた感じで。ここでルンゲクッタ法という名前を出さなかったら、私は不合格であったかもしれない…。)オイラー法などの微分方程式のとき方を学びました。そして、それらをもちいてゼロからプログラムを組む課題をしました。

・(小論文の内容みて)シミュレーションするのにプログラミングやる必要あるの?
→あります。→その他のところは?→ツールを使います→ツールつかったら、もう研究にならなくない?→それはないそれはない!!(本当にこの口調で言った。)たとえば、カレーをつくるとするじゃないですか。まず、具材買いますよね?玉ねぎとかナスとか、まあカレーのつくりかたよくわからないですけど。で、その具材を切っただけでカレーと言えるか、ということなんですよ?言えないですよね?ツールを使うのは理論モデルのパラメータに必要なのであって、ツールつかって研究が終わりなんじゃないですよ!

・(成績見て)英語の成績悪いようだけど、大丈夫?志望研究室、英語けっこう使うよ→えーっと、その授業、いわゆる教師も生徒もやる気ない、ただの消化試合みたいなものなんですよ。だからワザとだらけていました(笑)ちゃんと勉強すれば英語伸びます。じっさい、NAIST入試のために受けたTOEICで100点くらい伸ばしました。

 

このように、小論文に関してあまり突っ込まれたことを聞かれませんでした。途中、誤爆して面接官に突っ込まれましたが。おわったあとに、「面接官はいったいなにを聞いて点数つけているんだ??」と疑問でしかなかったです。

私の予想ですが、しっかり小論文をかけていれば、面接は面接官にとっての答え合わせでしかなく、ちゃんと受け答えできていればオッケー、というところなのでしょう。

逆に、小論文があやふやだと、面接官からしたら「この人、大丈夫なのかな」と面接で突っ込んだこと聞かれるのでしょう。そして、それに耐えれたら小論文でちゃんと書いた人と同等に扱う、といったところだと思います。しりませんけど。

ここで、第2の仮説として「東京受験は本拠地(奈良)受験よりも面接で聞かれることがゆるいのではないか」という説を提唱します。

私が、過去にNAIST受験をされた方のブログを見ていたとき、その人もあまり突っ込まれたことを聞かれた様子はなく、その人はなんと東京受験だったからです。

逆に、本拠地(奈良)では、Twitterとかブログを見る限り、すこし突っ込まれたこと聞かれているように思いました。

よって、勝手に「東京受験のほうが面接内容ゆるいんじゃね?」とおもってるのですが。

信じるか信じないかは、あなた次第…。3)受験者を不安にさせたくないので言っておきますが、東京でも奈良でもなにも対策することは変わらないし、仮に突っ込まれた内容を聞かれても、対策さえしておけば受験地がどこでも関係ないですよ。ちゃんとパフォーマンスが発揮できるところで受験しましょう。私は奈良よりも東京のほうが近いところに住んでいたので東京受験にしました。

 

さて、終わったら荷物をもって外に出ます。(私はおわったら東京であそんでやる~とおもってたので、予定通りに渋谷に直行しました。個人的には、この日は面接よりもメインは(以下略))

Q&A.

Q.飛び級しなかった理由は?
A.飛び級できることに気がついたのは3年生の1月でした。本当は早くにNAIST入って研究したかったんだけど、気づいたのが遅くて小論文書けないな、と思ってやめた。無謀な挑戦なのが目に見えて分かっていた。2019年秋入学して半年分飛び級しようとも考えたけど、学部でとりたい授業が後期にあったから辞めた。

Q. オープンキャンパスは行ったほうが良いの?
A. 行きましょう!小論文が合格者と同じくらいよく書かれたものであるにもかかわらず第一回の入試で落ちて、第二回で合格した先輩がいます。その人いわく、オープンキャンパスに行かなかったことが1回目で落ちた原因だ、ということをおっしゃっていました。ただ、面接官の一人は志望研究室のボスですが、残り2人は違う研究室の教員であるため、オープンキャンパスに行かなかったことが必ずの原因ではないと私は考えます。(はっきり言って、面接は運の要素があるとおもってる。面接官によっては突っ込んで聞いてくる人もいるだろうし、突っ込んで聞いてこなくても点数を低めにつける人もいるだろうし。こればかりはしょうがない。)ですが、オープンキャンパスに行くことで、志望研究室の院生の過去問(小論文)がもらえたり、ぼくのように有益な情報が聞けたりしますので、間違いなく行ったほうがいいです。

おわりに

とにかく、持っている限りの情報を出したつもりです。あとは他の受験者のブログを徹底的にググって情報をつかんでください!

なにか聞きたいことがありましたら、どうぞ。お問い合わせフォームからでも、下記のメールアドレスからでも、受け付けております。

メール→tenmongakutoアットgmail.com
(アットは@に変えてください)

注釈   [ + ]

1. 「いや、学部の授業を受け直して過去を変える!」という反論は無理です。4年生に入る直前に気づいても、成績は3年生までに受けた内容で決まってしまっています。3年生までの成績が、4年生で受けるNAIST第1回目のテストに反映されます。よって、4年生に入る直前で気づいても、どうしようもできないのです。(第2回目はどうなんだろ。。。まあ、学部の成績気にするくらいなら小論文をがんばりましょう。)
2. 2019年度入試から区分ごとの入試ではなく、NAIST全体として入試をやることになった。ただ、情報区分は情報区分として募集している。まあ、あまり詳しくは知らないし、ハッキリ言って受験者からしてみれば何も変わってない
3. 受験者を不安にさせたくないので言っておきますが、東京でも奈良でもなにも対策することは変わらないし、仮に突っ込まれた内容を聞かれても、対策さえしておけば受験地がどこでも関係ないですよ。ちゃんとパフォーマンスが発揮できるところで受験しましょう。私は奈良よりも東京のほうが近いところに住んでいたので東京受験にしました。

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