幸福(享楽)を求めると、不幸(苦痛)になる。(読書日記2018/04/29)

今回読んだ本は、

  • 幸福について(光文社古典新訳文庫)

です。

 

この本、「幸せってなんだろう?」という漠然とした疑問を抱えている方には、とっても読んでほしいです。今まで「これを求めると幸せだ」と思っていたことは、じつは不幸への道かもしれません。

 

今回読んだ箇所には、そのようなことが書かれていました。

長いですが、引用してみます。

もっとも幸せな運命とは、 精神的にも肉体的にも過大な苦痛なき人生を送ることであり、最高に活気ある喜びや 最大級の享楽を授かることではない。(中略)なぜなら、 享楽というのはどこまでも消極的な性質のもので、享楽が人を幸福にするなどというのは迷妄である(以下省略)。これに対して、苦痛は積極的に与えられ、具体的に感じ取れるものなので、苦痛がないことは、人生の幸福を測る物指となる。苦痛なき状態で、しかも退屈でなければ、基本的に現世の幸福を手に入れたと言えるだろう。(中略)ここから享楽は決して、苦痛という犠牲を払って、いや、それどころか痛い目にあうかもしれないという危険を冒して獲得すべきものではないと結論される。

 

「享楽」の意味がいまいちよく分からなかったので調べてみました。

享楽;思いのままに快楽を味わうこと。

 

ということで今回、ぼくは「享楽」を文脈的に、パチンコや競馬、風俗、いわゆる”クスリ”、といった金をバンバンに使う快楽、とみなしました。

この場合、たしかに、享楽を追い求めると借金とかして苦痛になりますね。そして、ショーペンハウアーは、そんな痛い目にあうかもしれないことを危険を冒してまでやるな、と言っています。

まあ、当たり前っちゃ当たり前ですね。

 

 

では、また次回!